東西南北

経済が停滞しているが故の低インフレは余り歓迎できない(参考画像・Marcello Casal Jr./Ag. Brasil)

 地理統計院(IBGE)は10日、6月の広範囲消費者物価指数(IPCA・ブラジルの公式インフレ率)が0・01%だったと発表した。これにより、今年上半期の累積インフレ率は2・23%、直近12カ月の累積インフレ率は3・37%となった。0・01%は、6月の値としては、マイナス0・23%だった17年6月以来の低値で、直近では、マイナス0・21%だった昨年11月以来の低数値だ。こうした低インフレが続いていることで、今月末に行われる中銀の通貨政策委員会では利下げが行われるのではとの観測が広がっている。
     ◎
 サンパウロ州のサントアンドレ市とアシス市で7日、路上生活者各1人が死亡したことが確認され、寒波到来以来、寒さによる凍死と見られる州内の路上生活者の数は5人となった。気象観測所によると、7日未明のサンパウロ市の気温は今年最低となる6・5度で、8日未明も7・2度を観測した。路上で凍えている人を見かけた際は、24時間対応の156番にかけて助けを呼ぶことが出来る。
     ◎
 南米サッカー連盟は9日、7日にブラジル代表(セレソン)優勝で幕を閉じたコパ・アメリカの大会ベストイレブンを発表した。メンバーは以下の通り。GKアリソン(ブラジル)DFダニ・アウヴェス、チアゴ・シウバ(共にブラジル)、ヒメネス(ウルグアイ)、トラウコ(ペルー)、MFパレーデス(アルゼンチン)、アルトゥール(ブラジル)、ヴィダル(チリ)、FWハメス・ロドリゲス(コロンビア)、エーヴェルトン(ブラジル)、ゲレーロ(ペルー)。ブラジル勢がもっと入っても良かった気もするが、バランスをとったか?