ABRAC=ブラジル選抜歌謡大会19日から=3日間で744人が熱唱

来社した蔵留勝年審査副委員長と蛯原忠男副会長

 ブラジル歌謡協会(ABRAC、西森明美会長)主催の「第34回ブラジル選抜歌謡大会」が今月19、20、21日の3日間、パラナ州クリチバ市のクリチバ日伯文化援護協会(Rua Padre Julio Saavedra, 598 – Vila Sao Paulo)で午前8時半から開催される。入場無料。

 令和元年初となる歌謡祭では、全伯で勝ち抜いてきた26支部744人が参加する。2歳~90歳以上までが各部門ごとに自慢の歌声を披露し、優勝を目指す。
 来社した蛯原忠男副会長によれば、昨年の優勝者は「日系三世の大橋サユリさんという方。彼女は『NHKのど自慢』で優勝し、米国のトップ歌手が出演するカーネギーホールで歌を披露したことがあるんですよ」とのこと。今回もハイレベルな戦いに期待がかかる。
 近年は年配者の参加者が増え、若い世代の減少する傾向にある。蛯原副会長は「日本語や日本の文化を、楽しみながら伝えていけるのがカラオケ。日本文化の継承、そして子供の情操教育の一環として、今後は若い世代を強化していきたい」と語る。
 来社した蔵留勝年審査副委員長は「ブラジルでここまで大きな歌謡大会はない。圧巻の大会を是非見に来てください」と呼びかけている。
 問い合わせはABRAC(abrac@hotmail.com)まで。