《サッカー》ブラジル全国選手権、サントスFCが首位=2位はパルメイラス、フラメンゴはF・ルイス復帰戦を勝利で飾れず

サントスFCを引っ張るベネズエ代表ソテルド(左)と元ウルグアイ代表サンチェス(右)(Ivan Storti/Santos FC)

 3日から5日にかけてサッカーのブラジル全国選手権一部リーグ第13節が行われた。前節でパルメイラスから首位の座を奪ったサントスFCは、ホームのゴイアス戦で6対1と勝利して首位をキープ。フォルタレーザやベロ・オリゾンテ、サンパウロでは、本拠地を同じくするチーム同士の対戦(クラシコ、ダービーマッチ)が行われた。
 13節の口火を切る形で3日に行われたセアラー対フォルタレーザの一戦は、全国選手権1部では26年ぶりとなるフォルタレーザ・ダービー(クラシコ・レイ)となった。
 セアラー州選手権では毎年実現しているこの組み合わせも、全国1部での対決は格別とあって、スタジアムには両チームのサポーターの熱気が充満。熱のこもったぶつかりあいが繰り広げられた。試合はホーム扱いとなったセアラーが2対1で勝利し、フォルタレーザより1年前から1部にいる貫禄を見せつけた。
 翌4日にはベロ・オリゾンチで、アトレチコ・ミネイロ対クルゼイロのクラシコ・ミナスが行われ、上位でホームのアトレチコ・ミネイロが不振のクルゼイロに2対0と完勝した。
 同じ4日には、サンパウロで、コリンチャンス対パルメイラスのデルビー・パウリスタが行われた。100年以上の歴史を持つ両者の対決は、前半はコリンチャンスが押し気味に進め、先制するも、後半盛り返したパルメイラスが追いつき、1対1の引き分けに終わった。
 また、13節では、コパ・アメリカの優勝メンバーで、15年ぶりのブラジル復帰となった、フィリペ・ルイスのフラメンゴデビュー戦も行われたが、敵地サルバドールで行われたバイーア戦でフラメンゴは0対3の大敗を喫し、フィリペ・ルイスの初戦を勝利で飾ることは出来なかった。
 ブラジル全国選手権は全38節で、約3分の1となる13節が終了。首位は勝ち点32のサントス、2位に同28のパルメイラスが続いている。
 最近、「子供の頃からの意中のチーム」というダニ・アウヴェスと契約を結んだサンパウロFCは5位につけている。ダニ・アウヴェスは5日にサンパウロに到着し、大歓迎を受けたが、現時点ではデビュー戦の日程は決まっていない。(4~6日付ブラジル各スポーツニュースサイトより)