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ダニ・アウヴェス=36歳で異例の3年半契約ゲット=背景にブラジル諸チームの戦略あり

入団セレモニーでファンの声援に応えるダニ・アウヴェス(instagram @dnialvesより)

 ブラジル時間2日夜、「ダニエル・アウヴェス、サンパウロFC加入」というニュースが飛び込んできた。
 36歳の大ベテランながら、直前のコパ・アメリカで主将としてブラジル代表を優勝に導き、MVPにも輝いたダニは、6月一杯で前の所属チームPSG(フランス)との契約が切れ、フリーの状態だったため、去就が注目されていた。
 ダニは記者会見で、「自分はどこだって選ぶことが出来たが、サンパウロFCへの想いに勝るものはなかった」と語っている。
 今年は、年の半ばの移籍市場で、ブラジルのチームがいつになく積極的に補強を行っている。ダニ以外にも、レギュラーとしてコパアメリカ優勝に貢献したフィリペ・ルイスがフラメンゴに加入。パルメイラスは、中国でプレーしていた、元ブラジル代表の大物ラミレスを獲得した。
 年棒だけでは、欧州の主要クラブや、中国や中東のクラブに敵わないブラジルチームは、30歳を過ぎたベテラン選手には異例の「長い契約期間」を提示することで、選手の心を動かしている。
 36歳のダニに提示された契約期間は2022年末までの3年半、33歳のフィリペ・ルイスには2021年末までの2年半、32歳のラミレスに対しては、2023年半ばまでの丸4年だ。契約を全うする頃には、彼らはそれぞれ39歳(ダニ)、36歳(フィリペ)、36歳(ラミレス)になっている。
 2018年8月、当時34歳で、出場停止処分のせいで2019年4月以降にしかプレーできないゲレーロに3年契約をオファーしたインテルナシオナルのマルセロ・メデイロス会長は、「フィールドの外で常に節制し、元々強靭な体をもっている、スーパークラスの選手の競技寿命は伸びている。重要なのは年齢じゃない」と語っている。
 当然ながら、20代でキャリアのピークを迎えている現役ブラジル代表クラスとの契約は難しいが、そうした選手が30代半ばにさしかかった時に、「欧州トップレベルほどではないが、十分な競技レベル、年俸もまあまあ、長い契約期間も保証してくれるし、子供の頃の憧れもある―」と思わせ、母国帰還後も一仕事してもらおうと、ブラジルの諸チームが工夫を凝らしているようだ。(7日付フォーリャ紙より)

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