池坊=花展『令和の花』30日に=好評の生け花や書道体験会も

案内のため来社した池坊華道会南米支部の皆さん

 池坊華道会南米支部(阿部すみ子支部長)とサンパウロ市役所は、同支部創立59周年記念花展『令和の花 REIWA―AS FLORES DA NOVA ERA』を30日~9月1日までサンパウロ市文化センター(Centro Cultural Sao Paulo, Rua Vergueiro, 1000)にて開催する。開会式は29日午後8時。
 池坊華道はその流儀を1462年に確立し、立花、生花、自由花と時代の変化に応じて表現形態を創出してきた。今花展では改元の節目を祝すと共に、新時代に適応しつつも変わることのない池坊華道の和と美と品格を表現する。
 場所は同センター内のピーゾ・フラービオ・デ・カルバーリョ。会員が作った60杯の生け花のほか、松柏・大志万学院の生徒グループの作品も展示される。
 31、1日には参加費無料、事前申し込み不要の生け花と書道のワークショップが行われる。生け花は午後2時~4時30分まで。自由花の生け花体験が出来、自作した生け花を土産として持ち帰ることができる。書道は午後4時30分~5時30分まで。
 サンパウロ市役所との共同花展は1990年から行われており、例年1500人が来場する。
 案内のため来社した阿部会長、宿澤春巳、マリネス・シャダ両副支部長、島野蝶子相談役、小林道子書記は「皆さんの花を愛するきっかけとなってくれれば、花展は本望。池坊の品格と作者の個性溢れた作品を楽しみにぜひご来場ください」と呼びかけた。
 問合せは、阿部支部長(11・3742・3001)まで。