あめりか丸の同船者会22日=今年還暦、59年9月着

案内に来社した橋本さん、千葉さん

 1959年9月13日ベレン港、同月27日サントス港に到着した「あめりか丸」の「第35回同船者会、ブラジル着伯60周年」を9月22日午前11時から、サンパウロ市アクリマソン区の「CHINA GARDEN」(Av. Turmalina, 45)で行われる。会費は自費。
 「遠くはレシフェ州からも参加するんですよ」と発起人の千葉直美さん(79、岩手県)。毎年20人以上が集まり、今年もパラナ州クリチバ市、サンパウロ州レジストロ市からの参加も決まっており、「アマゾンからもくるかもしれない」とも。
 家族会の会長を務めていた故大田静二さんが世話好きだったこともあり、到着した1年目から同船者会を始めた。千葉さんと共に来社した橋本巨太郎さん(77、福井県)は「一番集まっているのは我々だと思う」と語り、ブラジル内で行われる同船者会としては最多回数を誇るという。
 今年は還暦を迎え、「着伯した当時は皆さん美青年・美少女揃いでしたが、そろそろ先が見える年に近づいています」と千葉さんは苦笑する。
 来社した二人は、「60年経ち、今はもう孫がいる世代。皆住む場所もバラバラで、段々参加者も減っているが、出来る限り続けたい。ぜひ記念の年を一緒に過ごしましょう」と参加を呼びかけている。
 参加の連絡や問合せは千葉さん(11・4137・5563、又は同・3742・8803)、もしくは橋本さん(同・3384・4457、又は同・5498・44548)まで。