アマゾンの森林火災に怒り、悲しむ世界=ディカプリオやロナウドといったセレブも

煙が立ち込めている姿を映したNASAによるアマゾンの空撮写真(8月13日、Aqua/Nasa)

 森林伐採後の焼畑などが原因で起こったブラジル国内の森林火災は悪化の一途をたどっており、ショッキングな映像なども伴ったニュースが全世界的に報道されている。これを受け、世界中の有名人たちが声をあげて、この出来事に注目するよう呼びかけている。
 中でも最も強い声をあげているのが俳優のレオナルド・ディカプリオだ。かねてから環境問題に熱心に取り組んでいることで知られる同氏は、20日からインスタグラムで、同件に関する投稿を積極的(22日現在五つ)に行っている。
 それは燃えさかるアマゾンの写真を見せたものだが、そこに「地球上の20%の酸素を生み出しているのがここなんだ。ここが16日間もこんな状態で焼け続けているんだ」「さらにここは100万人の先住民たちの居住地でもあるんだ」などと書き込み、3380万人いるフォロワーたちに窮状を訴えた。
 また、サッカーの名選手クリスチアーノ・ロナウド、F1世界一のレーサー、ルイス・ハミルトン、男子テニスの世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチといったスポーツ界の超一流選手たちも、自身のツイッターやインスタグラムを通してアマゾンの現状に対しての嘆きや憤り、問題意識の喚起を強く訴えた。
 ドイツの名門サッカーチーム、ボルシア・ドルトムントは、チームでまとめて声明を発表している。
 ツイッター上では22日、「prayforamazonas」「prayforamazonia」のハッシュタグが世界中の人たちからシェアされていた。
 ブラジル国内の森林火災の増加やそれに対するボルソナロ大統領の発言は世界中のメディアが報じており、炎や煙を上げる森林や焼け出された野生動物の死骸といったショッキングな写真も紹介されている。(22日付G1サイトや各人のインスタグラムなどより)