《ブラジル北部》ロンドニア州で空港の滑走路が一時使用できず=森林火災による煙が原因

ヘルクレスC130型機(後方)で散水する水を溜めているところ(Isac Nóbrega/PR)

 大規模な森林火災が発生し、国際的な批判にさらされているブラジルの北部の州、ロンドニア州ポルト・ヴェーリョ市の空港で26日朝、火災による煙が充満し、飛行機の離着陸が出来ないとして、2時間にわたって発着禁止措置がとられた。
 空港には滑走路が一つしかなく、その滑走路の視界が悪化し、26日の午前9時35分に滑走路の使用が禁止された。
 滑走路使用禁止措置は正午頃に解除され、ブラジリアから飛んできた、ラタン社のエアバス320A便が着陸した。
 同空港からは26日午後、国内線5便が飛び立つ予定だったが、午後4時現在、5便の情報は報じられていない。
 空港運営会社は、再び煙が充満してきて、視界がさえぎられることがあれば、また離着陸禁止措置を取るとしている。
 運営会社によると、この空港では8月に入り、既に3回の離着陸禁止措置が取られている。
 同空港は24日以降、ブラジル空軍が同州で行う空中からの消火活動のための基地としても機能している。(26日付G1サイトより)