和田海軍中将と平崎さん=ブラジル「兵士の日」に勲章

受章した平崎さん、和田中将

 8月25日の「兵士の日」を記念し、ブラジル軍部が和田典明海軍中将(59、三世)と平崎靖之・ブラジル広島文化センター顧問(73)に、パシフィカドール勲章(O Pacificador=平和をもたらす者)が8月23日、サンパウロ市パライーゾ区の陸軍施設で授与された。26日、平崎さんが報告に来社した。
 ブラジルの歴史上最高の軍人とも称されるカシアス公爵(ルイス・アウヴェス・デ・リマ・エ・シウヴァ、1803―80)の誕生日が1925年に「兵士の日」として制定され、軍へ貢献のあった人物に勲章が授与されている。
 和田海軍中将は日系人で最初に海軍少将に昇格。現在も日系軍人で歴代最高位の中将を務める。
 平崎さんによると、今回の受章者は20人程で日系人は2人のみ。「ブラジルに功績を認めていただき、また和田中将と肩を並べることができて光栄に思う。今後も日伯両国のために尽くしたい」と感動を語った。

授与された勲章