池坊ブラジル支部花展27日から=「令和」の到来をテーマに

来社した小川副支部長、河村徳子支部長、河村リーナ講師

 華道家元池坊華道会ブラジル支部(河村徳子支部長)は花展「Harmonia das Flores」を27~29日の3日間、サンパウロ市リベルダーデ区のニッケイパラセホテル(Rua Garvão Bueno, 425)の中二階(Mezanino)にて開催する。
 27日は午後7時半かから開会式を行い、28日は午前10~午後6時で展示を行う。
 29日は午後3時から生け花の作品制作体験ができるワークショップを開催。知識のない一般の人向けで、講師による説明や制作実演を見ながら、気軽に参加して楽しめる。3日間とも入場、参加無料。
 花展は毎年行われていており、51回目を迎える今回は、新時代「令和」の到来がテーマになっている。
 来社した河村徳子支部長、小川雅子副支部長、河村リーナ講師は「日本は新しい時代を迎えたが、生け花もどんどん進化を見せている。華道家元池坊華道会の基礎の上に、ブラジルの鮮やかな花々を取り入れ、装いを新たにしてきた私たちの表現をぜひ見に来てください」と来場を呼びかけた。

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 今月末に華道家元池坊華道会ブラジル支部が花展を開催するが、案内に来社した河村徳子支部長らによると、ブラジルには日本のようなはっきりとした四季がないため、季節の差異を表現することが難しいとのこと。一方で、ブラジルには日本にない色鮮やかな熱帯植物が見られ、特徴ある作品ができるとか。ぜひ花展を訪れ、日伯の生け花を比較してみても面白いかも?!