《ブラジルサッカー》フラメンゴが7連勝で首位堅持=2位のパルメイラスも4連勝で追走

6試合連続ゴールとなる先制点を決めたフラメンゴのFWガビゴル(Alexandre Vidal/Flamengo)

 21日から23日にかけて、サッカーブラジル全国選手権1部リーグ第20節の10試合が行われた。
 リーグ戦全38節を折り返し、後半戦最初の試合となった今節も、首位のフラメンゴと、勝ち点差3で追う2位のパルメイラスは共に勝利。3位以下との差を広げた。
 21日の土曜日、降格ゾーンにあえぐクルゼイロのホームに乗り込んだフラメンゴは、6試合連続得点となるガビゴルのゴールと、元クルゼイロのアラスカエタが古巣相手に決めたゴール、合計2得点で2対1で勝利した。フラメンゴはこれで7連勝だ。
 監督がマノ・メネゼスに代わってから3連勝中のパルメイラスは、敵地でのフォルタレーザ戦に臨んだ。2部から昇格してきたばかりながら、リーグ戦折り返しで一部残留圏内を確保しているフォルタレーザは、昨年王者のパルメイラスに臆することなく戦った。しかし、後半開始早々にCKからのこぼれ球をパルメイラスのウィリアンが蹴りこんで先制すると、そのまま振り切られ、1対0でパルメイラスが勝利した。
 パルメイラスはこれで連勝を4に伸ばした。リベルタドーレス杯での敗退が、逆にリーグ戦後半の過密日程の緩和になるため、フラメンゴとの勝ち点差3はほぼないも同然か。
 一方、8位のグレミオをホームに迎えたサントスFCは、0対3で惨敗を喫した。サンパオリ監督の超攻撃的スタイルでリーグ戦前半は快調に飛ばしてきたサントスFCだが、そろそろ、相手に対策を講じられ始めたようだ。4位~6位のインテルナシオナル、コリンチャンス、サンパウロFCは皆、勝利した。
 全国選手権第21節は、全10試合中8試合が25、26日にかけて行われる。スダメリカーナ杯準決勝第2試合を戦うコリンチャンスとアトレチコ・ミネイロは、10月2日に第21節の試合を消化する。(21~23日付グローボ・エスポルテより)