《ブラジル》ブルマジーニョで新たな遺体発見=依然不明の20人の捜索続く

ダム決壊時の映像を再現した写真を添えて新たな遺体発見を報じた9月30日付G1サイトの記事の一部

 ブラジル南東部のミナス・ジェライス州市警が9月29日、1月25日に起きたブルマジーニョ市での鉱滓ダム決壊事故の犠牲者がもう1人確認されたと発表した。
 これにより、遺体が発見された犠牲者の数は250人、行方不明者の数は20人となった。
 遺体が発見されたのは、Vale社所有のコレゴ・ド・フェイジョン鉱山の鉱滓ダムから約5キロの所だ。発見現場では、現在も活動中の軍警約140人の内、9人が捜索を行っていた。
 遺体は約2メートルの深さの所で見つかり、発見当時は男性か、女性かの区別さえつかなかったが、歯の治療の痕跡が見つかった事で、技師のルシアノ・デ・アウメイダ・ロッシャ氏と特定出来たという。
 遺体発見は8月30日以来の事だ。事故から8カ月余り経ったのに遺体が発見された事で、捜索活動中の軍警達は、自分達のやっている事が正しい方向に進んでいるとの確信を得、再び力づけられたという。(9月30日付G1サイトより)