東西南北

 1日より、サンパウロ市のバスや地下鉄・CPTMで使用されているビリェッテ・ウニコに関して新たな使用制限が加わった。14年以前に発行され、使用者を特定できる顔写真入りではないもので、残高が43レアル以上のビリェッテはブロックされて使えなくなる。裏に52、59、110の番号が書かれ、残高が43レアル以上あるビリェッテは、サイトで登録し、顔写真入りのものを申請すれば、残額を移してもらえる。このタイプのビリェッテは磁気切れなどを起こして使えなくなっているものも多く、これをまだ使い続けている人は少数派になっているはず。なお、サンパウロ市地下鉄はゆくゆくは紙の切符の販売をやめ、電子化を進めて行きたいという。
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 9月28日朝5時20分頃、サンパウロ州アパレシーダに近いヅットラ街道で、アパレシーダ聖堂に向かって歩いていたエマヌエル・サントス・ドス・アンジョスさんが、バスにはねられて死亡した。このバスは、キリスト教音楽のバンド「ローザ・デ・サロン」を乗せたツアー・バスで、運転手によると「大きな音を聞いて驚き、バランスを失ってしまった」とのこと。巡礼中だった被害者と信者に仕える音楽家たち、双方にとって悲しい事故だ。
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 サッカーのリベルタドーレス杯は今日からよいよ準決勝。今年は一方がアルゼンチン勢、もう一方がブラジル勢同士の対戦となり、今夜は昨年の決勝の再現、ボカ・ジュニオルスとリーヴェル・プレイトとの対戦となる。同カードでは昨年、応援団が選手のバスを襲い、試合がスペインで行われる異常事態となったが、さて今年は。