《ブラジルサッカー》フラメンゴの連勝8でストップ=2位パルメイラスもドローでお付き合い

インテルのFWニコ・ロペス(左)とパルメイラスのFWドゥドゥ(ITAMAR AGUIAR/ALLSPORTS)

 サッカーのブラジル全国選手権1部リーグ第22節の10試合が9月28~30日に行われ、首位フラメンゴと2位のパルメイラスが共に、引き分けた。
 第22節の口火を切る形で9月28日に行われたフラメンゴ対サンパウロの一戦は、リオ市のマラカナンスタジアムに6万5千を超える観客を集める熱戦となったが、試合は0対0の引き分けに終わり、フラメンゴのリーグ連勝記録は8でストップした。
 フラメンゴはこの試合の4日後にリベルタドーレス杯の準決勝を控えていたが、サイドバック2人と中盤の選手1人を先発から外した以外は、レギュラーメンバーを並べた。特に自慢の攻撃陣、ガビゴル、アラスカエタ、ブルーノ・エンリケ、エベルトン・リベイロはフル出場したが、サンパウロの守備を崩すことはできなかった。
 今年は既に、リオ州選手権やリベルタ杯、ブラジル杯なども含めると100ゴール以上を記録している強力な攻撃陣だが、この日はツキにも見放された。
 他方、フラメンゴを勝ち点差3で追う2位のパルメイラスは、勝てば勝ち点差を1に縮めるチャンスだったのに、翌日の敵地インテル戦を1対1で引き分け、勝ち点差は3のままとなった。
 また、直前8試合で1勝3分4敗と不調に陥っていた3位サントスは、ホームにCSAを迎え、2対0と快勝。1位、2位との差を縮め、優勝戦線に踏みとどまった。
 1試合分消化が少ないながらも5位につけるコリンチャンスは、ホームのヴァスコ・ダ・ガマ戦に1対0と辛勝。相変わらず評論家からは、「内容に乏しい」との批判を浴びつつも、上位戦線に残った。コリンチャンスは4日前にエクアドルのキトでスルアメリカーナ杯準決勝を戦い、敗退していたが、長距離移動や過密日程などの不利を跳ね返した。
 次節の23節は5、6日にかけて行われる。上位6強はすべて下位チームとの対戦だから、勝って首位戦線に離されず、ついていくことが重要だ。(9月29日~10月1日付グローボ・エスポルテより)