援協定例会=8月は1千万レ超えの黒字=評議員会10月19日に

定例役員会の様子

 サンパウロ日伯援護協会(与儀上原昭雄会長)は「9月度定例役員会」を19日、サンパウロ市の援協本部ビルで行い、約35人が出席した。
 定例役員会ではサンパウロ日伯援護協会、日伯福祉援護協会の両会とも定期評議員会を10月19日(土)に行うことを確認。定期評議員会は4、10月と年2回行われている。翌週22日(火)には年に1度の地区委員総会も開かれる。
 各施設報告では、日伯友好病院の天内ワルテル院長が、昨今の同病院を取り巻く環境の変化について説明。「以前は病院付近に他の大きな医療機関がなかったが、現在は医療機関が増え、競争が激しくなった。それに勝ち抜くには高い水準のサービスの提供が必要だ」と強調した。
 園田明憲福祉委員長は、援協本部ビルと高齢者特別養護施設あけぼのホームについて、12日にリオ州同市北部の病院で発生した火災事故を受け、避難訓練を実施したと報告した。また援協創立60年記念誌について、制作は予定通り順調に進んでいると進捗状況を述べた。
 同氏は前回の定例役員会に引き続き、会員数減少についても言及。「会員数減少は援協への関心低下、支援者の減少を指すもので、役員らも新規入会の勧誘にあたってほしい」と出席者に入会届を配布した。
 与儀会長は、海外日系人協会が10月1日から3日間東京都で開催する「第60回海外日系人大会」に出席予定だとを伝えた。
 日伯友好病院を除く8月度決算は132万4637レの赤字を計上したが、同病院を含む全体では1017万9169レの黒字となった。