アーセナルの新星マルチネッリ(18)=3試合4ゴールの活躍に本国ブラジルのマスコミも騒ぐ

試合後に喜びの表情を見せるマルチネッリ(インスタグラム@arsenalより)

 サッカーのヨーロッパリーグ(EL)で4日に行われたアーセナル(イングランド)対スタンダール・リエージュ(ベルギー)戦で、18歳のブラジル人ストライカー、ガブリエル・マルチネッリが2得点1アシストの活躍を見せ、ブラジルのマスコミは、「第2のガビゴル誕生」と色めきたっている。
 ガビゴルとは、現フラメンゴのブラジル代表FWガブリエル・バルボーザのニックネームで、「ゴールを量産するガブリエル」という意味だ。マルチネッリも同じガブリエルというファーストネームを持っていることからブラジルマスコミは、マルチネッリにもガビゴルのニックネームをつけた。
 この試合では、マルチネッリの他にウィロックとセバージョスも得点し、ホームのアーセナルが4対0で快勝した。
 前半13分と15分に得点したマルチネッリは、アーセナルの歴史の中で、最も若くして欧州大陸レベルの公式戦1試合2得点以上を記録した選手となった。(18歳と107日)
 マルチネッリは、この試合の2試合前、9月24日のリーグカップ、対ノッティンガム・フォレスト戦でも2得点しており、これで直近3試合4得点の荒稼ぎだ。
 アーセナルはELの1次リーグ、グループFに所属しており、開幕2連勝で勝ち点6。同グループにはスタンダール・リエージュ、ヴィトーリア・デ・ギマラエス(ポルトガル)、フランクフルト(ドイツ)などがおり、リエージュとフランクフルトが1勝1敗の勝ち点3でアーセナルを追っている。
 アーセナルは6日にプレミアリーグの対ボーンマス戦を戦うが、ブラジルのマスコミは、「マルチネッリはせいぜいベンチ」と予想している。
 アーセナルのエメリ監督は、「プレミアリーグはレギュラー組。カップ戦、ELは若手」と序列を決めているからだ。マルチネッリがプレミアリーグでも先発するには、チームのエース、ガボン代表FWのオーバメヤンとの競争に勝たなくてはならない。(3日付グローボエスポルテより)