東西南北

 本日付で報じた、ボルソナロ大統領と所属政党のPSLの対立問題で、9日午後、「ボルソナロ氏、PSL離脱」との報道が一斉に流れた。同党のルシアノ・ビヴァール党首が「ボルソナロ氏が何を持ち出そうと勝手だが、我が党の威厳は持ち出せない」「党のことは忘れろと言ったんだ。彼は忘れられた」「もう、わが党とは何の関係もない人物だ」と、かなり深刻な発言を行ったのだ。これらは感情的な発言の可能性があり、午後4時現在では大統領側の正式見解も発表されていないため、正式な確認が取れないが、実際に離党となれば、単に大統領とPSLだけの問題で終わらなくなる。この問題、果たして解決するのか?
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 6日、サンパウロ州プライア・グランデで、エウトン・ゴメス・ダ・シウヴァ氏(36)が、元恋人に暴力的に復縁を迫った末、彼女の父親に射殺される事件が起きた。調べによると、エウトン氏は同日夜、元恋人を自宅の近くでつけまわし、家にも入った挙句、台所にあった包丁で脅して復縁を迫ったという。女性が一旦、彼を落ち着かせ、同居していた父親に助けを求めた結果、父親が銃弾2発でエウトン氏を射殺したという。父親はそのまま家を出、逃走中だ。
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 サッカーのブラジル代表は11日、セネガルと親善試合を行う。今回の試合はセレソンの試合としてはほとんどなじみのないシンガポールでの開催ということで、試合開始時間はブラジリア時間の午前9時という、ブラジルのサッカーファンとしてはかなり見づらい時間での開催となる。試合は同時間からグローボ局で生中継される。