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ボリビア=大統領選の不正疑われる=決選投票実施の可能性も浮上

 20日に行われたボリビアの大統領選を巡り、エヴォ・モラレス氏の当選に不満のカルロス・メーザ候補とエヴォ氏が共に、「選挙に不正があった」と主張し、米州機構が緊急会議を行う事態となっている。23日付現地紙が報じている。
 エヴォ氏の当選は21日夜、同国の選挙裁判所から発表されたが、メーザ氏や反エヴォ派の国民はこの結果に不満を示し、22日の同国では各地で抗議行動が起きた。
 メーザ氏は、20日夜から約24時間、集計が中断した状態が続いた間に、「エヴォ氏が不正を行った」として抗議している。
 だが、エヴォ氏自身も、この中断を「ゴウピ」と呼び、「何者かが政治的に仕掛けた」と、他の候補の不正を疑う発言を行っている。
 この集計の中断に加えて、「40%以上の得票で2位に10%ポイント離せば勝ち」とする基準を、エヴォ氏が満たしていなかった疑惑も生じている。選挙裁判所は、95%開票の時点でエヴォ氏が46・85%、メーザ氏が36・72%だったと報じたが、選挙裁判所の公式サイトでは、95・44%が開票された時点で、「エヴォ氏が45・87%でメーザ氏が37・52%」と示していたとする説もあがっている。
 こうしたことから、米州機構が23日に緊急会議を開き、今後どうするかを話しあう事態にまで発展。12月15日にエヴォ氏とメーザ氏による決選投票の可能性も出てきている。

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