《サンパウロ州》職員が麻疹感染で診察停止=ジャウー市のアマラル・カルヴァーリョ病院で

 麻疹(はしか)流行で患者数もダントツの全国一のサンパウロ州で、内陸部の病院職員が麻疹に感染し、外来患者の診察などが一時的に停止される事態が起きた。
 サンパウロ州の患者はサンパウロ市が最も多いが、最近は、サンパウロ市の患者増加率が鈍り、内陸部などに広がり始めていた。
 そんな矢先に流れてきたのが、ジャウー市のアマラル・カルヴァーリョ病院で診察を停止したとのニュースだ。
 同病院の職員は2千人おり、18日の時点で麻疹感染が疑われる職員が15人いたが、感染が疑われる職員の数が23人に増えた上、21日に職員1人の感染が確認されたため、少なくとも28日まで、外来患者の診察など、緊急のケース以外の対応を停止する事を決めた。
 病院側によると、同病院の患者の中からは麻疹感染が疑われる患者は現れていないという。
 同病院はがん治療で全国的に知られ、骨髄移植では南半球一を誇る。全国から集まっている患者の数は7万人以上に上っている。(23日付アジェンシア・ブラジルより)