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江差追分慶祝団が来社=「伯国支部の熱意に感動!」

来社した一行

 江差追分会伯国支部(馬欠場哲巨支部長)の創立30周年事業のために今月17~21日まで来伯した慶祝団一行(照井誉之助(よのすけ)団長)が、挨拶のために18日に来社した。
 慶祝団は、江差追分会会長で江差町の照井町長、同会の国仙敏孝事務局次長、民謡歌手の寺島絵里佳さん、日和義貴さん、尺八奏者の田村壮成さん、三味線奏者の小野美香さんの6人。全員が初来伯で、海外公演も初めて。
 照井町長は「江差追分会の海外支部の中でも、伯国は一番熱心」と活動を賞賛し、「長野発祥の『馬子唄』が船で運ばれて『江差追分』になった。異国の地で歌われるという点で〃移民の歌〃。伯国の移民と相通ずるのでは」と伯国で盛んな理由を推測する。
 また、照井町長は馬欠場支部長をはじめとして、若い人が台頭している伯国の民謡界について「若い人に浸透しているのが凄い。日本は高齢化しているのが課題なので、伯国から学ぶ事もたくさんある」と語る。
 民謡歌手の寺島さんと日和さんも「ブラジルの江差追分は、距離は遠くても毎年日本の全国大会に出てくる。その熱意が素晴らしい」と絶賛。
 今年9月の全国大会に出場し歌声を披露したグラウコ・ハデスさん(21、四世)に驚かされたと言い、「顔は外国人のようでも、歌う心は日本人。夜にステージを作り、町民の前でも歌ってもらった」と実力に太鼓判を押した。
 一方、17日に行われた記念式典で早速歌声を披露した日本の民謡歌手2人について、海藤司副支部長は「日本の民謡歌手は声の出し方が全然違って力強い」と感想を語る。
 今回、日本から慶祝団が来伯したことを通して、「日本で当たり前のことが伯国ではできていない。そういった部分も、伯国の人たちに感じてもらい学べれば」との期待を語った。


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 江差追分会伯国支部創立30周年を祝うために来伯した民謡歌手の日和義貴さんは、北海道小樽出身。祖母は民謡歌手、両親も指導者という民謡一家で、「幼い頃から、小樽にある江差追分節歌碑へ連れられて江差追分の練習をさせられたんですよ」と笑う。その日和さんが初めて江差追分の全国大会に出場した際に優勝したのが、一緒に来伯した寺島絵里佳さん。三姉妹の長女で、何でも地元では姉妹全員が民謡を歌うことで有名なんだとか。家族を巻き込んでの英才教育が、プロの民謡歌手を育てるのかも?今では民謡だけでなく、実は日和さんは演歌歌手としても活躍中。編集部のエドアルドのポスターを見て、「ボクもよく彼のこと知ってますよ」と嬉しそう。ぜひ来年は演歌歌手としてブラジル公演をしてほしいところだ。

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