《ブラジルサッカー》レアルのロドリゴ(18)代表初召集インタビュー

 強豪レアル・マドリッドで旋風を巻き起こしている18歳のブラジル人FWロドリゴが、11月の親善試合で待望のブラジル代表初召集を受け、ブラジルメディアのインタビューに答えた。
 ロドリゴは代表初召集に関して、「サッカー選手なら誰でも、代表のユニフォームに袖を通すことに憧れる。昔からずっと知っている素晴らしい選手たちとプレーできるなんて光栄だ」と、夢が叶った喜びを語った。
 ロドリゴは今年1月にU20、10月にオリンピック代表と招集されてきて、今回が初のフル代表。だが、チッチ監督はそれ以前からロドリゴを調査し続けていた。
 「チッチが僕のことをずっと見ていたのは知っているよ。初めのころは左サイドばかりのプレーで、右はあまりうまくできていなかった。でも、今は右もできるし、真ん中だって、どこでもプレーできる」と成長をアピールした。
 ロドリゴといえば、今月7日の欧州チャンピオンズリーグのガラタサライ戦でハットトリックを記録し、一躍世界のサッカー界でも注目の選手に躍り出た。そのことに関して訊かれたロドリゴは、「1点ならまだしも3点はね。ちょっと僕もこれは説明できないな」と、チャンピオンズリーグの長い歴史でも、史上2番目の若さで達成した偉業に自身でも驚いた様子を示した。
 すでに「次代のサッカー界を背負う存在」と目されているロドリゴには、現在のサッカー界のスター選手に関しての質問も飛んだ。
 まず「メッシとネイマールではどちらが偉大?」との質問には、「僕はブラジル人だし、ネイマールってこたえなきゃ」と答えた。ネイマールは今回、召集を見送られている。
 また、レアルにおいて、昨年チームを後にしたクリスチアーノ・ロナウドの後継者と期待されていることに関しては、「クリスチアーノ・ロナウドの後釜につくには、僕はまだ若すぎる。彼はレアル・マドリッドの歴史の中でも最高の選手の一人だったんだから。あまり自分にプレッシャーをかけずにいきたい」と語った。
 ブラジルは15日にサウジアラビアでアルゼンチン代表と、19日にアラブ首長国連邦のアブダビで韓国代表と戦う。(12日付グローボエスポルテなどより)