東西南北

 男性が、物乞いをする路上生活者の女性に対して銃弾を放ち、射殺した映像が流れ、話題となっている。この事件は16日朝、リオ市近郊のニテロイ市で起こった。ジウダさんという31歳の女性は、ゆっくりとした足取りで商人の男性の傍、約1メートルの所を歩きながら金をくれと頼んだが、苛立った男性が銃を抜いて発砲。倒れた被害者を助けようともせず、何事もなかったかのように歩き続けた。ジウダさんは通行人によって病院に運ばれたが死亡した。男性は逮捕後、「恐喝された」と証言したが、ジウダさんは「1レアルを恵んでくれ」と言っただけで、武器になるようなものは持っていなかった。今後、こうした事件は増えるのか。
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 19日夜、サンパウロ市東部イタケーラの病院でミカエリーちゃんという3歳の少女が亡くなったが、彼女には肉体的ならびに性的暴行の跡が見られたことから、母親(20)とその恋人の男性(30)が逮捕された。ミカエリーちゃんは今月5日にも暴力を受け、13日間入院。18日に退院したばかりだったが、19日朝、病院に運ばれた際には熱があり、吐き気ももよおしていた。母方の祖母(44)は暴力を見かね、親権を名乗り出て獲得していたが、書類を受け取っていなかったため、まだ娘に親権があると思い、引き取り損ねたという。
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 23日はペルーのリマでサッカーのリベルタドーレス杯の決勝が行われるが、既に現地入りしていた名物アナウンサーのガルヴォン・ブエノが21日、体調を崩して病院で手当を受けていたことがわかった。ブラジルのサッカー中継ではおなじみのベテランも69歳。体調には気をつけてほしいところ。