東西南北

 ボルソナロ大統領一家とも親しい間柄にあることで有名になったレズビアンのユーチューバー、カロル・エレールさんが17日、あざだらけになった顔をネット上でさらし、同性愛嫌悪による暴力被害を訴え、話題となっている。被害を受けたのは15日で、リオ市チジュッカでのことだったという。カロルさんは大統領の二人目の妻との間に生まれたジャイール・レナン氏の友人として、ボルソナロ家と親交がある。大統領らと写真に収まることも多く、「極右同性愛者」という、珍しい存在として知られていた。事件後の同性愛者たちの反応は、同情だけでなく様々だが、本人自身はどう思ったか。
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 14日夜、サンパウロ州マイリポランの農場で行われていた国際的な闘犬の現場に軍警が踏み込んだ。保護されたピットブル19匹(17匹、18匹との報道もあり)は、顔は血だらけ、肌もむき出しなど、傷跡が生々しく、その様子を伝える写真や映像はかなりショッキングだ。闘犬に参加していたとして現行犯逮捕された41人の内4人は外国人で、保釈後も国外に出ることが禁じられた。容疑者らは最低賃金の2~60倍を掛けて賭博を行った上、死んだ犬を焼肉にして食べていたという。
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 17日、カタールのドーハで開催中のサッカーのクラブW杯に南米一となったフラメンゴが出場し、アジア王者のアル・ヒラル(サウジ・アラビア)と対戦。3―1で勝利し、決勝に進んだ。相手は今日行われる、欧州王者のリバプール(イングランド)と北中米王者のモンテレイ(メキシコ)の試合の勝者となる。