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2020年2月22日の記事一覧

「福島の食材は最高です!」=サッカー日本代表=専属シェフが太鼓判

 「ブラジルはW杯でマナウス、レシフェ、にも行ったことがある。マナウスはアマゾンを探検しましたよ。楽しかった」。サッカー日本代表の専属シェフ、別名「サムライブルーの料理人」のにしよし西芳てる照さん(58、福島県)は、そう言って懐かしそうに笑顔を浮かべた。  福島県庁による「令和元年度中南米・北米移住者子弟研修」で、研修生がホーム ...

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憩の園慈善ビンゴ大会、29日=入居者家族が初めて主催

 高齢者福祉施設「憩の園」の入居者家族を中心とした「憩の園の家族と友人グループ」が主催、社会福祉法人救済会(佐藤直会長)が後援する「慈善ビンゴ大会」が29日午後1時~午後5時まで、サンパウロ市リベルダーデ区の静岡県人会会館(Rua Vergueiro, 193)で開催される。  入場協力券20レアルで、豪華景品が当たるビンゴ券が ...

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日伯の「柔道協力覚書」署名式の報道に接し、日系社会の皆様へ=ブラジル講道館柔道有段者会 名誉会長 岡野脩平

 2020年2月10日、ブラジリア・スポーツ庁講堂で、スポーツ協力に関する覚書及び、「柔道協力覚書」に関する署名式が実施されました。  我々柔道関係者として、公教育へ柔道を導入するテーマは、長年の悲願でもあり、嘉納師範の教示された「教育こそ人類の百世に通じる大事業である」を、ブラジルの大地で実現することでもあります。  2016 ...

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復興する福島を海外に伝える=移住者子弟の受入研修=(5)=無念の想いから震災を語り次ぐ

 「あの時、どうしてすぐ逃げなかったんだろうって…。9年経った今も心に残ってるんです」。相馬市伝承鎮魂祈念館で、語り部の五十嵐ひで子さん(72)が、そう後悔の念を口にしたのを聞き、胸が痛くなった。  穏やかで広々とした海が見える場所で、バスが止まった。少し歩くと『相馬市東日本大震災慰霊碑』と彫られた大きな黒い石碑が目に飛び込んで ...

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臣民――正輝、バンザイ――保久原淳次ジョージ・原作 中田みちよ・古川恵子共訳=(219)

 収入はあるのだが、店の家賃やその他の経費が高かったのだ。いつも経理にうとい正輝だが、今回は採算が合わないと、正しい判断を下したのだ。たとえ収入が減っても、今の仕事より経費がずっと安い仕事に商売変えをしなくてはならない。  家族にとって黒字になるのが望ましい。少なくとも経費を差し引いても、家族の生活費が残るような仕事がいい。朝市 ...

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臣民――正輝、バンザイ――保久原淳次ジョージ・原作 中田みちよ・古川恵子共訳=(218)

 庭は家族以外の者にも使われているので、房子は麻袋を縫い合わせ庭に面した入り口や小さな窓のカーテンにし、外からみえないようにした。しかたのない対策だが、正輝は小屋が気に入らなかった。できあがった小屋は全く酷いものだった。もし、外を通る人がみたら、貧民窟の掘っ立て小屋のように思っただろう。こんな小屋はサントアンドレでもあまりみかけ ...

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臣民――正輝、バンザイ――保久原淳次ジョージ・原作 中田みちよ・古川恵子共訳=(217)

 ルビーニョが外に出るなり、ドアを荒っぽく閉め、なかから鍵をかけた。ところが、彼の赤いコートがドアに挟まってしまった。懸命に引っぱったが抜けない。 「ぼくのドレス、ぼくのドレス」と叫びながら、ドアを開けてくれと懇願した。 「はっ、はっ、はっ。おまえは女の子のドレスをきるのか? コートという言葉もちゃんと言えないくせに」とドアも開 ...

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