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4月 2020の記事一覧

ブラジル=自動車メーカー従業員の7割以上が一時帰休か時短労働措置=一斉大量解雇を避けたいブラジル政府の施策に乗る

 ブラジル政府はコロナショックのせいで、国内の企業が従業員を最大2カ月間、形式的に解雇して、その間の失業手当を支払い、仕事に復帰した後は解雇期間の2倍は雇用し続けなくてはならないとする一時帰休制度や、従業員の勤務時間を一定の割合で減らし、同じ割合で給料も差し引く、時短労働・給与削減制度を認めた暫定令を出し、議会もそれをスピード承 ...

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ブラジルTV番組=「BBB20」が復活大成功=テコ入れが功を奏す

 27日夜、グローボ局の人気番組「ビッグ・ブラザー・ブラジル(BBB)」の最終回が放送され、第20シーズンにして、10年ぶりの高視聴率を稼ぐ大成功を収めた。  「BBB」は2002年に第1シーズンの放送が始まった。元々のビッグ・ブラザーはオランダの番組で、名のない若者を共同生活させ、その中で人気のない人を毎週1人ずつ脱落させ、最 ...

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《ブラジル》1千レアルの人工呼吸器=USPが開発、承認待ち

 新型コロナウイルスの感染拡大で人工呼吸器の需要が高まっているが、サンパウロ総合大学(USP)が、市場価格の15分の1という廉価な人工呼吸器を開発。現場での臨床試験を行った後、国家衛生監督庁(Anvisa)の承認を得るべく、準備を進めている。  重症のコロナ感染症患者には必需品ともいえる人工呼吸器を少しでも迅速に、かつ廉価で調達 ...

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11人が受勲の栄誉に輝く=コロナ吹き飛ばす春の叙勲=芸術、政治、経済など多分野で

 「今回の叙勲の受賞を、心の底から嬉しく思います。それと同時に、今まで以上に日伯間の交流と発展に貢献できるよう、より一層励まねばと感じております」――春の叙勲を受勲した一人、飯星ワルテル氏は電話取材に応じて、そう丁寧に、嬉しそうに答えた。日本政府は4月29日、2020年(令和2年)春の受勲者を発表した。ブラジルからは邦人2人、外 ...

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新日系コミュニティ構築の鍵を歴史に探る=傑物・下元健吉=その志、気骨、創造心、度胸、闘志=ジャーナリスト 外山脩=(19)

乱調  下元健吉の生涯は、成功と失敗の繰り返しであった。それが起伏が大きく激しい波の様に続いた。  戦中は、打つ手打つ手が当たり、危機を事業面での飛躍という奇跡的現象に転換させた。  これは1934年の仲買人との抗争の折とよく似ていて、規模は数桁、大きくなっていた。  しかし、終戦後は対外関係で調子を乱れさせた。以下、しばらく、 ...

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大耳小耳

 ラジオのニュースによれば、新型コロナを消毒するために急に消費が増えたアルコール70%液、90%液やそのジェルを、家の中で使っていて火事を起こしたり、火傷を負うケースが増えているとのこと。アルコール70%以上は火が点くので要注意だ。間違って火の点いたコンロなどの近くで使っていて、引火することもあるとか。子供が引火する危険性を知ら ...

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特別寄稿=死ぬことは生きることなり=パンデミック時代の仏教の教え=サンパウロ市在住 中野晃治

 大変な事態になってきました。人智を超えた大自然の反応になす術もないインフルエンザ・バンデミックで、多くの大切な人命が目の前で失われつつあるのです。  日本のIDSC(感染症情報センター)によると、パンデミックが科学的に証明されているのは、20世紀にはいってから1918~19年スペインインフルエンザ、1968~69年アジアインフ ...

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臣民――正輝、バンザイ――保久原淳次ジョージ・原作 中田みちよ・古川恵子共訳=(247)

 200人ちかい同じケープとユニフォームの卒業生のなかに息子を見つけた房子はそって涙を拭いた。正輝を肘でつつき、指差しながら、何かささやいた。正輝もニーチャンのいるところを指差して末っ子に教えた。両親が昂奮を抑えきれずにいるあいだ、ジュンジは卒業生が秩序正しく列をつくり、リズミカルな靴音をたでて行進するのを感激しながら眺めていた ...

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《ブラジル》新型コロナウイルスの感染者6万6501人、死者4543人=リオの州立病院はほぼ満床=各州でマスクの使用を義務化

 【既報関連】新型コロナウイルスの被害は拡大し続けており、27日のブラジル保健省発表による国内感染者は6万6501人、死者は4543人となった。国内各地で病院の患者対応能力が限界を迎えている。また、感染拡大を防ぐため、各地で、マスク使用が「奨励」または「義務化」されていると、27日付現地ニュースサイトが報じた。  州別の感染者数 ...

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《ブラジル》ボルソナロ大統領=やはり連警に干渉か?=モロは携帯で証拠を提示=後任には息子たちの知人=警察側も強い懸念と反発

 【既報関連】24日のセルジオ・モロ法相の電撃辞任は、その後も強い波紋を投げかけている。同日午後にはボルソナロ大統領とモロ元法相との間で激しいメッセージの応酬が行われた上、25日以降は、大統領が指名する意向の連警トップと新法相が、噂されている息子の捜査逃れを目的としたものと疑われ、強い反発を受けている。24〜27日付現地紙、サイ ...

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