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2020年5月28日の記事一覧

新日系コミュニティ構築の“鍵”を歴史の中に探る=傑物・下元健吉(33)=その志、気骨、創造心、度胸、闘志…=外山 脩

下元健吉

人物は底をついた!  以上、下元健吉の生涯と事業を概観した。  それを終えた後、強烈な光を発しつつ、筆者の心に残ったのは、その志、気骨、創造心、度胸、闘志…である。  日系の血の継承者が、彼に学ぶものがあるとすれば、このスピリットであろう。  話は一寸それるが、30年ほど前(1989年)、当時、南米銀行の会長であった橘富士雄が「 ...

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在伯日本国大使館=2回乗り継ぎフライト避けて=欧州シェンゲン協定地域内で

 在ブラジル日本国大使館は広報を通して、ブラジルから日本に帰国する際に欧州のシェンゲン協定域内で2回の乗り継ぎが必要となるフライトの使用を避けるようよびかけている。  サンパウロでトランジットをし、エールフランス航空でパリ及びアムステルダムを経由して日本(大阪)へ帰国するためのフライトに搭乗しようとした邦人が、同航空会社より搭乗 ...

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大耳小耳

    ◎  先週晩、外出自粛令下の中、サンパウロ市のメトロ・サウジ駅周辺を歩いているとグラッサ教会(Igreja Internacional da Graça de Deus)ではミサが行われていた。「外出自粛令で禁止されているはずだが」と思って、ガラス張りのドア越しに中の様子を覗いてみると、約100人は収容できるであろう大広 ...

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臣民――正輝、バンザイ――保久原淳次ジョージ・原作 中田みちよ・古川恵子共訳=(260)

 ブラジルに帰ったとき、子どもたちに奇妙な言葉を使った。便所をトイレと呼んだ。フランス語のtoiletteが英語のtoiletになり、それを簡略してトイレとなったのだ。英語のserviceは日本式にサービスと発音した。  そして、房子はもう二度と日本には帰りたくないといった。  子どもたちははじめ、幼年、少女期を過ごし、頭で描い ...

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