2020年6月26日の記事一覧

《ブラジル》上下水道普及率9割目指す=7千億レアルを官民合同で投資か=公衆衛生法案が両院通過

タッソ・ジェレイサッチ上議(Marcelo Camargi/Agencia Brasil)  24日、上院で上下水道整備に関する規制の枠組みなどを定めた基礎公衆衛生法案の審議が行われ、賛成多数で承認された。同法案は、2033年までに、99%の国民に水道を行き渡らせ、90%の下水を処理することを目標としている。これはまた、水道局を ...

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コロナよりアマゾン伐採問題=国際投資家が懸念を表明=8カ国のブラジル大使館に書状送付

 ブラジルに20兆レアルに及ぶ投資を行ってきた国際投資家達が、森林伐採拡大を懸念し、投資差し止めなどを示唆する書状を8カ国にあるブラジル大使館に送付したと23日付ブラジル国内サイトが報じた。  ボルソナロ大統領は当選直後から、食糧確保のための森林開発や先住民保護区や環境保護区での鉱物採掘を容認する発言を繰り返し行ってきた。現政権 ...

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《ブラジル》原子力公社巡る疑惑で捜査=ルーラ時代の鉱山動力相

ラヴァ・ジャット作戦のイメージ(Rovena Rosa/Agencia Brasil)  25日早朝、ラヴァ・ジャット作戦が敢行され、ルーラ政権時代の鉱山動力相(2005〜07年)だったシラス・ロンデアウ氏(民主運動・MDB)らが捜査対象となった。25日付現地サイトが報じている。 コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です ...

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《ブラジル》IMFがGDP9・1%減と予測=120年間で最悪の落ち込み

 国際金融基金(IMF)が24日、今年のブラジルの国内総生産(GDP)は9・1%のマイナス成長となるとの予測を発表したと同日付ブラジル国内サイトが報じた。 コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い Log In. あなたは会員ですか ? 会員について

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《サンパウロ州》学校の再開は9月8日から=最初は35%の授業参加で

 新型コロナウイルスで休校になっていた学校再開をめぐり、サンパウロ州は9月8日から段階的に再開との計画を、24日に発表した。24日付伯字サイトなどが報じている。  サンパウロ州政府が発表したところによると、授業再開は9月8日から。その頃までには州内のどの地域も、外出規制緩和の「黄色段階(レベル3)」になってから最低でも28日以上 ...

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東西南北

 ルイス・エドゥアルド・ラモス大統領府秘書室長官は25日、新型コロナウイルス対策の緊急援助金の支給延長に関する提案を自分のSNSで流したが、数分後に削除を余儀なくされた。同長官が伝えようとしたのは、昨日付の本紙でも報じた「7月に500、8月に400、9月に300の合計1200レアルを支払う」という案だったが、「まだ決定事項ではな ...

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《ブラジル》売れ残りの食べ物の寄付認める=貧困者やホームレス援助の意味で

 ボルソナロ大統領が24日未明、バールやレストランなどが客に供するために用意したが、売れ残った食べ物を寄付するというプロジェクトを承認し、同日付連邦官報に掲載した。  寄付の対象となる食べ物は、賞味期限内でまだ傷んでいない事、包装などの衛生基準を満たしている事などが条件で、傷んだ物を故意に与えた事が明らかになった場合には懲罰の対 ...

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《ブラジル》スラム街で立証された隔離の効果=住民の協力で平均以下の死亡率

 新型コロナウイルスの感染拡大を抑制するために、社会的距離を保ち、感染の輪を断ち切る目的で推奨される社会隔離。その有効性を、立証しているファヴェーラ(スラム街)がある。  スラム街は貧しい人達が密集して住み、医療の手も届き難いなど、コロナウイルスの感染拡大が起き易く、死亡率も高い地域の一つだ。事実、サンパウロ市の場合、スラム街が ...

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特別寄稿=チェルノブイリの日本人医師=助教授職を投げ捨て無償医療=サンパウロ市在住 酒本恵三

 1986年4月26日、ウクライナ北部の街、チェルノブイリ。ここで史上最悪の原発事故が起こりました。  大量の放射線物質が大気中に飛散し、放射線物質は風に乗って隣国のベラルーシの空を覆った「チェルノブイリ原発事故」事故からしばらくが経過した頃、ベラルーシの子供達に異常が見られるようになります。  放射線物質により喉に腫瘍ができた ...

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特別寄稿=友人の国パラグァイの特質=コロナ対策優等生になったワケ=アスンシオン在住 坂本邦雄

 一見国は貧しいが、住民は至って温情で、「おもてなし」好きなのがパラグァイ人である。  そして人種偏見もなく、皆が融和で住み易い結構な国である。  突然の来客でも、一羽しかない鶏を潰してご馳走し、自分の分を提供してまでも接待を惜しまない。  もう大昔の話だが、ラ・コルメナ移住地の建設当初、旧拓務省の田口菅次郎事務官は、パラグァイ ...

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