2020年12月22日の記事一覧

《ブラジル》怖いのはコロナばかりではない!=雨季に危険な蚊媒介感染症

 雨季である夏には、デング熱やチクングニア熱といった蚊が媒介する風土病が毎年増える。今年は新型コロナウイルスの感染拡大と再拡大が話題を独占しているが、例年なら、ネッタイシマカ(Aedes aegypti)が媒介するデング熱、ジカ熱、チクングニア熱の患者が増え、保健省などが注意を喚起する時期だ。  今年の1~11月のデング熱患者( ...

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《ブラジル》上院議長選=連邦政府が後任候補に難色=民主党所属のパシェコ氏=テメル罷免に前向きだった過去=気になる大統領長男の扱い

パシェコ上議(Senado)  来年2月に行われる上院議長選後、大統領長男フラヴィオ上議(共和者・RP)の罷免問題をめぐる動きが活発化する可能性が強まり、連邦政府が強く懸念しはじめていると、21日付G1サイトなどが報じている。 コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い Log In. あなたは会員ですか ? 会 ...

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《ブラジル》コロナ禍=医療崩壊各地でより深刻に=週間の感染者数が新記録=死者は9月の水準だが

 新型コロナウイルスの感染再拡大で、13~19日(感染学上の第51週)の新規感染者数は過去最高だった7月19~25日(第30週)の31万9653人を超える33万3028人、死者は9月13~19日(第38週)の5322人に次ぐ5233人に達した。医療体制が追い付かない状況も増えていると19~21日付現地紙、サイトが報じた。  新規 ...

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《ブラジル》フィッシャ・リンパ法=あのヌネス判事が骨抜き解釈?=出馬停止期間を大幅短縮

カシオ判事(Ramon Pereira)  ボルソナロ大統領が指名した最初の最高裁判事のヌネス・マルケス判事が、汚職撲滅のための「フィッシャ・リンパ法」の有罪判決者の出馬禁止期間に関して示した判断が、同法を骨抜きにしかねないとして物議を醸している。20日付現地紙が報じている。 コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 ...

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《ブラジル》マカパー市長選でDrフルラン氏が逆転当選=大統領の応援候補また敗戦

 大停電の影響で選挙実施が遅れていたアマパー州都マカパーで、市長選の決選投票が行われ、Drフルラン氏(シダダニア)が当選。ここでもボルソナロ氏の応援候補は勝てなかった。21日付現地紙が報じている。  6日に行われた一次投票では、ダヴィ・アルコルンブレ上院議長の実兄でもあるジョジエル氏(DEM)が29・47%でリードし、フルラン氏 ...

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《ブラジル》全入国者に検査義務付け=72時間前までのPCR陰性提示

 連邦政府が17日夜、航空便でブラジルに入ろうとするブラジル人や外国人に、搭乗72時間前までに行った新型コロナのPCR検査で陰性であった事を示す書類の提示を義務付ける方針を明らかにしたと18、19日付現地紙、サイトが報じた。  この規定は30日から有効となる。新たな規定では、PCR検査で陰性だった事を示す書類を搭乗時に提示する事 ...

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東西南北

 グローボ局のノヴェーラで「おばあちゃん女優」として有名なニセッテ・ブルーノが20日、リオ市南部の病院の集中治療室でコロナウイルス感染症により亡くなった。87歳だった。1933年生まれのニセッテは20代だった50年代に夫と共に劇団を旗揚げし、テレビ草創期のノヴェーラでも活躍。グローボには81年から出演し始め、常連出演者となった。 ...

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《記者コラム》「日本語勉強すれば幸せになれる」多文化論

 「なぜブラジルで日本語を勉強するのか?」――19日午前、オンラインで南米全伯日本語教育会議のプレ会議が行われ、50人以上が参加して日本語教育の将来を熱心に討議した。来年2月27日実施予定の本会議の予備会合という位置づけだ。  閉会式の挨拶で、主催したブラジル日本語センターの日野寛幸副理事長は「われわれが英語ではなく、日本語を教 ...

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静岡県人会の弁当販売好評=グーグル辞めて菓子職人になった変りダネ県人子弟も助っ人に

一緒にがんばった静岡県人会の皆さん

 静岡県人会(原永門会長)は6日に「弁当販売」を開催し、予約時点で完売した。「メカジキの味噌焼き弁当」「鯵の蒲焼き弁当」「鳥の唐揚げ弁当」などの弁当は合計約380食、「シュークリーム」「抹茶どらやき」などのデザートは合計約360個が販売され、大盛況に終わった。  二日がかりで準備して当日を迎え、約20人もの若者らが台所の作業に汗 ...

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佐藤JICA所長が帰国へ=「大きな節目立ち合わせた」

「来年の協力隊員の派遣を検討中です」と語る佐藤所長

 JICAブラジル事務所の佐藤洋史所長(53、千葉県出身)が1月9日に帰国するに当たり、17日に来社して任期を終えるに当たっての心境を語った。  「今回は5年近くいますが、正直言ってもう少し居たかった。というのも、最後がコロナであまり身動きがとれなかったからです」と後ろ髪を引かれる心境だという。  親がブラジル駐在員だった関係で ...

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