《ブラジル》コカイン所持の男性乗客ご用=768グラムを下着に隠す

下着の中にコカインを隠して運ぼうとしていた男性(Divulgação/PF)

 ブラジルではこのところ、連邦道路警察などによる麻薬の押収量が増えているが、16日夜は、南部のパラナ州で、下着の中にコカインを隠して運ぼうとしていた男性が現行犯逮捕された。

 男性が捕まったのは午後9時半頃で、パラナ州西部の高速道を走るバスが同州西部のセウ・アズルにある大型車の検査場で止まった際、警察犬が麻薬を所持している事を示したため、連邦警察官から尋問を受けた。

 旅行の目的を訊かれた男性は、「リオ・グランデ・ド・スル州のポルト・アレグレに行くところだ」と答えたが、警察官がトイレに連れて行って身体検査を行ったところ、下着の中に隠したコカイン768グラムが見つかり、現行犯逮捕された。男性は事情聴取を受けた後、マテランジア市にある市警の警察署に連行された。

 ブラジルではこのところ、麻薬密売者が使う小型機の差し押さえや、フェイジョン豆を積んだトラックの荷台に隠したり、タンクローリー車を改造したタンクの中に隠したりした麻薬が見つかるなどして、まとまった量の麻薬が押収される例が続いていた。

お手柄の警察犬(Divulgação/PF)

 今回の麻薬押収量は決して多くないが、下着の中に何かを隠して運ぼうとした例としては、イタリアに行こうとした際、20万ユーロを下着の中に隠して捕まった後、ラヴァ・ジャット作戦で報奨付供述を行った女性両替商のネウマ・コダマ氏の例などがある。(17日付G1サイトより)