京藤間流が「新年舞初め」=栃木県人会で2月2日

来社した勘悦子会主と勘靖子会主

来社した勘悦子会主と勘靖子会主

 日本舞踊の京藤間流(京藤間勘輝二代目家元)による「新年舞初め」が2月2日正午から、在伯栃木県人会会館(R. Capitão Cavalcanti, 56 – Vila mariana)で開催される。入場無料。

 約30人で全29演目を披露する。新春の舞は、勘悦子会主による「梅」で幕を開け、田中千代子さんの「松」、勘靖子会主が「寿の舞」を舞う。

 若者が中心となる琉球ヨサコイソーラン、ヨサコイソーランも発表される。

 案内に来社した勘悦子会主と勘靖子会主は、「数百曲あるレパートリーの中から毎年、自分が今までやったことのない演目を選んで一年がかりで練習し、この新年会で披露します。かならず演者にとっての新曲を踊るので、毎年来ている人も楽しめます。ぜひいらっしゃってください」と来場を呼びかけている。

 問い合わせは勘悦子会主(電話=11・3209・2137/11・97675・3161)まで。

 

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 京藤間流の勘悦子会主によれば、最近は非日系人で日本舞踊を嗜む人も増えているという。例えば、今回「勝鬨」という演目と「鞍馬山」の大天狗役を踊るダネシン・テサリ・ルッカスさんだ。身長が2メートルある男性で、剣術も指導者級なのだとか。しかも男性で高身長なため、合う着物がないことから、日本で特別サイズの袴を数万円で購入したそう。でも、日本人とは着物のサイズが違うがために、日本舞踊に取り組みづらい状況は、少し残念か。せっかくブラジル人に日本舞踊という日本文化を広めるのだから、日本で使わなくなった着物を無料で送ってもらうとか、日本側から何か協力をしてもらえないものか。