日本の刊行物も応募可能に!=にっけい文芸賞募集開始

鈴木委員、林文芸委員長、醍醐日本語委員長、永田委員

 ブラジル日本文化福祉協会の文芸委員会(林まどか委員長)は「第50回にっけい文芸賞」の作品募集を始めた。林委員長、日本語部門の醍醐麻沙夫(だいご・まさお)委員長、永田翼(たすく)委員、鈴木雅夫委員が20日に来社して説明した。

 文芸賞には日本語、ポルトガル語、漫画部門などがある。ポルトガル語部門の応募は300作品もあって増加傾向にあるのに対し、昨年の日本語部門は10作品程度で減少傾向にある。

 そこで日本語部門のテコ入れをするために、募集要項の変更を検討中。従来はブラジルで発行された本か、ブラジル在住者の刊行物に限ってきたが、今年からは日伯に関して書かれたものであれば、日本在住者が日本で出版したものでも応募可能になった。

 従来通り、文芸作品を優先するが、記念誌や自分史、同人誌なども応募可能。対象作品となるのは昨年8月1日から今年7月31日までに刊行された日本語著作物で、日伯に関係した内容のもの。本として刊行されたものが基本だが「電子出版やPDF版、インターネットで発表された文章、本になっていないものを受け入れるかどうかを検討中」という。本形式になっていなくても、まずは応募した方が良さそうだ。

 応募締め切りは7月31日消印有効。送り先は「ブラジル日本文化福祉協会事務局/にっけい文芸賞係」で、住所は「Rua São Joaquim – 381 – Liberdade – São Paulo – SP. Brasil CEP:01508-900」まで。またはメール(site@bunkyo.org.br)まで。問い合わせの電話は担当・海老澤千佳さん(11・3208・1755)まで。