援協=国際的な医療品質認証を獲得=日伯友好病院が表彰授与式

コベロ氏(右)から認定書と記念プレートを受けた与儀会長(中央)と天内院長

 サンパウロ日伯援護協会(援協、与儀昭雄会長)傘下の日伯友好病院に対する、カナダの国際認定機関「QMentum」からの表彰授与式が、18日午前11時からサンパウロ市パルケ・ノボ・ムンド区の同病院内「山本恵一講堂」で執り行われた。これは、日伯友好病院の医療機関としての品質基準向上が国際的に認められたもので、援協にとってブラジル国外初の認定となった。
 式は当初、カナダからQMentum及び同国総領事館関係者、野口泰在サンパウロ日本国総領事ら来賓や援協関係者など約90人の出席が予定されていたが、コロナウイルス感染拡大の影響により、規模を縮小。
 当日は、QMentumブラジル担当のルーベンス・コベロ氏をはじめ、援協の与儀会長、天内ヴァルテル院長、税田清七病院運営委員長ら約20人の出席にとどまった。
 式では、コベロ氏の祝辞に続いて、天内院長が「QMentum」認定までの経緯を説明した。引き続き、登壇した与儀会長は、ブラジルでも感染が拡大しているコロナウイルスについて触れ、「こういう時だからこそ、病院の中でも皆が一緒に助け合ってやっていかなければならない」と強調。

「QMentum」表彰を受けた援協関係者

 今回の表彰については「とても嬉しいが、援協としてはこれからまだまだ良くなっていかなければならない」と述べ、関係者への感謝の気持ちとともに、さらなる発展への意気込みを表した。
 その後、コベロ氏から与儀会長と天内院長に認定書と記念プレートがそれぞれ手渡され、出席者の記念撮影で式は締めくくられた。