CBF=代表スタッフに休暇を検討=コロナ禍で試合日程白紙

 新型コロナウイルス感染症(COVIDー19)が世界中で大流行しており、ほとんどのスポーツイベントは開催できなくなっている中、ブラジルサッカー連盟(CBF)が、男子代表、女子代表、男女の各世代別代表の各々について、監督やコーチングスタッフに臨時の休暇を与えることを検討している。
 この方策は、CBFが3日に予定している遠隔オンライン会議終了後、正式発表される予定だ。
 男子フル代表、男子世代別代表、全カテゴリー女子代表のコーディネーターは既に話し合いを行っている。各チームのスタッフに与えられる休暇は、15~20日間となる見込みだ。
 男子のフル代表、五輪代表、女子代表などは、コロナショックの影響で、3月に予定されていたワールドカップ(W杯)予選や親善試合が中止になっていた。
 今のところ、監督やスタッフたちの復帰時期は4月20日が予定されている。ブラジル国内の主要チームも選手たちに4月20日までの休暇を与えて、活動を停止しており、チームとしてのトレーニングも行われていない。
 3月に予定されていたW杯南米地区予選の2試合は延期され、6月12日から予定されていたコパ・アメリカも1年間延期。ブラジル国内での女子全国選手権も中断中で、各代表チームスタッフは定期的にテレビ会議を行っていた。
 ブラジルで外出自粛令が出始めていたころ、女子代表のピア・スンドハーゲ監督は女子代表の候補選手が所属するクラブチームの試合を観戦するためにフランスにいたが、この試合も観戦できなかった。同監督は自宅のあるスウェーデンに戻り、ブラジルのスタッフとビデオ会議で職務についていた。同監督は全てのスタッフと連絡をとり、慣れないポルトガル語を使ってコミュニケーションを試みてもいる。
 今年の下半期、9月の男子フル代表のW杯予選からは日程が消化され始めると予想されているが、今後の状況は全く不確定だ。(1日付グローボエスポルテなどより)