《ブラジル》非正規雇用者らへの緊急援助金=受給申し込みサイト開設=支払いは最速で9日にも

Caixaが開設した、緊急援助金門仕込みサイト

【既報関連】ブラジルの連邦貯蓄銀行(Caixa)は7日、非正規雇用者らに支給される緊急援助金の申し込みサイト(https://auxilio.caixa.gov.br/#/inicio)と、アプリを発表した。同日付現地サイトが報じた。
 緊急援助金は月額600レアルで、3カ月間支給される。個人零細企業家(MEI)、連邦政府の社会プログラム、カダストロ・ウニコ(CU)に登録していない非正規労働者、個人でINSSを負担している人々は、サイトか携帯用アプリを使って申し込む必要がある。ボウサ・ファミリア(生活扶助)受給者や、CUに登録済みの人はサイトやアプリから申し込む必要はない。
 Caixaは、緊急援助金の受け取り条件や申し込み方法についての相談を電話で受け付けるための窓口も開いた。番号は111だ。ただし、この電話では申し込みを行うことは出来ない。
 また、オニキス・ロレンゾーニ市民相は7日、非正規雇用者への緊急援助金、月額600レアルの3回分割払いを9日にも開始する可能性があると発表した。
 9日に受け取れるのは全員ではない。最初は、CUに登録済みで生活扶助を受け取っておらず、ブラジル銀行(BB)の口座か、連邦貯蓄銀行(Caixa)の貯蓄口座(ポウパンサ)を持っている人で、CUに登録済みで生活扶助を受け取っていないが、これらの銀行に口座のない人は14日からの受け取りとなる。CUに登録してない人は登録後5営業日から、生活扶助受給者は、ボウサの支払日以降に受け取りが可能となる。 
 「Caixaに正確なデータを伝えたら、直ちに支払いの手続きに入るから、9日には振り込みが始められると思っている」と市民相は語った。