GLA2020新春の集い=「ブラジルにも役立つ教え」

挨拶をする尾田理事長

 GLAブラジル支部(尾田嘉雄理事長)は、日本語による『2020新春の集い』ビデオ講演会(ポルトガル語音声通訳付き)を3月1日(日)に、サンパウロ市パライゾ区の同会館で開催した。会場には約100人を越える会員が集い、懇親会などを通して気軽に教えに触れる機会となった。
 講堂の画面には、高橋氏の《新たな年の始りは1歩を踏み出す時。無垢のキャンパスにヴィジョンを描き、目盛りをゼロに戻して再スタートを切ろう》とのメッセージが表示された。
 今回のビデオ講演は1月26日にパシフィコ横浜で開催された「新年の集い」を録画したもの。転生の4つのテーマとして「魂の修復と成長」「関わりの再結」「志半ばの願いの成就」「人々や場の照らし」などについて説明した。さらに、GLAの提唱する教えで人生の危機を乗り越えた会員のエピソード等を通して《「空の心」による暗示の帽子の脱ぎ方》が映像で紹介された。
 最後に尾田理事長が「コロナウイルスがブラジルにも広まる中、この会館で共に魂を研く体験をする、忘れられない新年の集いになりました。これからもこの会館を訪ねて、先生の映像を見て人生の在り方を共に探っていきましょう」としめの挨拶をし、拍手が送られた。

村松仁志さん

 ビデオ講演中、熱心にメモをとっていた村松仁志さん(ひとし、77、福島県)に話を聞くと、「この教えはブラジルでもとても役に立つ。どうしても許せない人がいたが、餓鬼に囚われていた心を開放し、人間関係を作りなおしたら普通に話ができるようになった。すごいことだと思う」としみじみ体験を語った。
 ゴイヤス州で40年間、養鶏を営んでいたが、妻の治療のために土地をすべて処分し、現在はサンパウロ市に住んでいる。
 会員の松村豊雄さん(49、三世)は「哲学や心理学からのアプローチで、現実の問題を解決する。宗教臭くないのが特徴。このような考え方が広まれば、きっとブラジル社会は良くなると思う」と頷いた。