青年文協=新部長に非日系ペターセンさん=就任式で新執行部お披露目

石川レナト会長とラファエル・ペターセン新会長

 ブラジル日本文化福祉協会の青年部(青年文協、松本ギリェルメ・セイゴ部長)は、文協ビル貴賓室で3月14日、新部長のラファエル・ペターセンさん(25)と新役員の就任式を行った。
 石川レナト日伯文化福祉協会会長や楠彰在サンパウロ首席領事をはじめ、憩の園役員や新役員の家族など100人近くが出席し就任を祝した。
 青年部部長に就任したペターセンさんはノルウェー系ブラジル人で、青年部では3人目の非日系人となる。前年度には書記を務めていた。日本祭のボランティアを7年間経験し、ボランティア仲間からの紹介をきっかけに3年前から文協青年部の活動に参加し始めた。
 石川会長は演説で「ルーツに関係なく、多様な青年が日本の文化を愛し、活動に参加する段階になった事の証です」とペターセンさんの就任を評し、「今後は彼らのような青年が日系団体の活性化の役割を担ってくれるでしょう」と新時代への喜びと期待を述べた。

 ペターセン新部長は、文協の全イベントと4つのチャリティー(援協、こどものその、希望の園、憩の園)へのサポートを続けていく方針で、現在メンバーの調整を行なっている。
 また「他団体の青年部とより強く提携し、各団体の活性化に向け活動していきたい」と新部長としての活動目標を述べた。すでにサントス、ブラガンサ・パウリスタ、カンピーナスの青年団体と協力体勢にあるという。さらに提携団体を拡大していくためにニーズ調査も行っている。
 他役員は以下の通り。第1副部長=グラジエラ・タマナハ、第2副部長=ジオバーニ・フェルナンデス、書記長=チエミ・カワカミ、第1会計=パウロ・トコバロ、第2会計=ギルヘルム・カナシロ、プロジェクトディレクター=ジュリア・オオツカ、コミュニケーションマーケティングディレクター=チアゴ・カラピニェイロ、人事部長=マルセル・クマタ