コロナ災禍 連帯メッセージリレー=(5)=イベント中止で損失、存続危機=無事に切り抜け、団体結束を=聖南西文化体育連盟(UCES)/リベイラ河沿岸日系団体連合会(FENIVAR) 山村敏明会長

山村敏明会長

 新型コロナウイルス(Covid-19)による社会的孤立という局面に、誰もが苦しんでいます。それは健康面だけでなく、社会的・経済的損益についても、です。
 文化とスポーツの継承保存が連盟の活動に組み込まれている私たちにとって、その影響は非常に悲惨です。いくつかのイベントがキャンセルや延期となり、大きな損失となり、傘下団体の存続維持を危うくしています。
 それだけでなく多くの人が隔離措置によって働けず、唯一の収入源を失って生活が困窮しており、助けが必要です。
 今起こっていることは、私たちが今まで何度も直面してきたような危機ではありません。世界的な大混乱です。
 最も影響を受けている人々が早急に支援を受けられるように、各協会が社会的活動を促進させる必要があります。支援のために政府組織はありますが、援助はしばしば適切なタイミングで届かず、また全員に行き渡らないのです。

1月にピエダーデ会館で開催された聖南西文化体育連盟の総会に出席した皆さん

 常に保健機関が推奨する事項を厳守して、どれだけ時間がかかるかはわかりませんが、出来るだけ早く危機を終わらせるように力を入れましょう。
 この危機に突入したときよりも、切り抜けられた時には、もっと我々は良くなります。以前以上に結束の大切さや、団体への愛が深まることでしょう。