大耳小耳

 日毎叢書企画出版が刊行する随筆集『楽書倶楽部』10周年記念の第52号が出版された。コロナウイルスの混乱により、今回はPDF版で出し、サイト(https://tsuishi.wixsite.com/10syunen)で見られるようした。発行スタッフの前園博子さんと石田勉さんは連名で「楽書倶楽部は10年間、一度も遅配することもなくそれを誇りとしてきました。世界中をコロナウイルスが席巻し未曾有の危機にさらされています。そのため本の発行もやむを得ず遅れることになりました。益々悪化して行く現状ですので、いつお手許に届くか不確かですが一日も早く届き、少しでもお慰めになればと願っています。呉々もご自愛ください。そして一日も早い収束をご一緒に祈りましょう」とのメッセージを送った。サイトを開き、左側の「本文」をクリックすると内容が見られる。全152ページで盛りだくさんの内容。スマホでも読めるので、クアレンテーナ中にじっくり読んでみては。

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 コロナ災禍で世界各地が外出禁止、各イベントの開催自粛が相次いでいる昨今。日本からの報道によれば、東京浅草で毎年恒例のイベント「浅草サンバカーニバル」の開催が中止になった。東京オリンピック後の9月26日に開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大を懸念して、来年9月25日に延期とした。同カーニバルは、多くの在日ブラジル人と日本人が踊り子として参加し、浅草の街をサンバで賑わせる一大イベント。観客動員数は50万人にのぼる。本来なら「そろそろ練習を本格化させるか」といった時期だったが、サンバチームも観客もさぞ残念なことだろう。来年こそは東京オリンピックに続いて盛大に開催されることを期待。