《ベネズエラ》コロンビアから暗殺テロ部隊?容疑者8人を殺害し2人逮捕

 ベネズエラ政府は4日、同国領海に侵入してきたテロの容疑者8人を殺害、2人を逮捕したと発表した。3~5日付現地紙、サイトが報じている。
 同国のネストル・レヴェロル内相が4日、3日朝、首都カラカスから34キロ離れたマクート市の海岸にコロンビアのテロリストの傭兵が上陸したが、4日にアラグア州チュアオ市で軍の取り締まりに遭い、死者と逮捕者(一部報道では8人)が出たと発表した。
 マドゥーロ大統領はかねてから、米国が背後についたコロンビアからの暗殺テロ説を唱えていた。米国のトランプ大統領はカリブ海への米軍派兵を倍加させ、ベネズエラ対策を行っている。だが、コロンビアとの関係は不明だ。
 こうしたマドゥーロ大統領の見解を、反政府派の急先鋒、国民議会議長のフアン・グアイド氏は不審視。1日にグアナレ市の刑務所で起き、40人以上の死者と多数の負傷者を出した「暴動の話題から国民の関心をそらすためのものだ」と語っているという。