「お年寄りに温かいお蕎麦を」=山口県人会が600食寄付

山口県人会会館前で茶そばの受け渡しをする伊藤会長と吉岡会長

山口県人会会館前で茶そばの受け渡しをする伊藤会長と吉岡会長

 ブラジル山口県人会(伊藤紀美子会長)は11日(月)、救済会(吉岡黎明会長)が運営する老人ホーム「憩の園」に茶そば32キロ(600食)を寄付した。
 この茶そばは、県連日本祭りで提供する予定だった山口県の郷土料理「瓦そば」のために用意されたものの一部。特殊な蕎麦のため、前回の日本祭りでは品薄で手配に手間取った。そのため、今年は早めに手配していたところ、日本祭りが開催出来なくなり、多くの在庫を抱えていたという。
 さらに毎年「憩の園」へ同県人会を介し、山口ロータリークラブから米の寄付をしていたが、今年は別の国を支援する方針にかわってしまった。伊藤会長は、「私たち県人会としてはどうにか支援を続けたい気持ちもあり、寒くなってくる時期なので温かいお蕎麦がいいのではと思いつきました」と述べ、「お年寄りの皆様に喜んでもらえれば私たちも嬉しいです」と語った。
 茶そばの受け渡しは外出自粛令下であることを考慮して、同会館の玄関先のみで行ったという。