「コロナ神社」建立を

神社がムリなら祠でも(Chris Gladis (MShades) from Kyoto, Japan)

神社がムリなら祠でも(Chris Gladis (MShades) from Kyoto, Japan)

 「コロナ禍の中で日系社会として何ができるか」と考えたとき、一つのアイデアは「コロナ神社」建立だと思う。
 9月までにおそらく数万人の死者が出る。日系人にも家族を亡くした人、これから亡くなる人も多い。ブラジル史に残る大事件になる。
 日系人だけでなく、新型コロナ災禍で亡くなったブラジル国民全体を祀るような神社を、東洋街のどこかに建立し、毎年ひっそりと弔う。大阪橋のたもとの日本公園に小さな祠を建てるということでも良いのでは。
 パンデミックが終息するであろう9月頃、最初の慰霊祭を行うのはどうか。いっそのこと、今年の日本移民の日は、コロナ真っ最中かもしれない6月18日ではなく、9月に延期したらどうか。
 パンデミックが一段落した後、久しぶりに皆が顔を合わせる機会として、コロナ神社を建立して感染症災禍の人身供養と合わせて、9月に日本移民の先駆者法要を実施することはダメだろうか。(深)