日本国大使館=連邦直轄区政府に物資協力=新型コロナ対策で一丸に

山田彰在ブラジル大使とヘナッタ・ズキン直轄区政府国際課長

山田彰在ブラジル大使とヘナッタ・ズキン直轄区政府国際課長

 在ブラジル日本大使館は9日、連邦直轄区政府(GDF)の主導で実施されている「GDF・大使館一丸となろう対Covid―19キャンペーン」に協力するため、アルコールジェル240本、食器用洗剤192本、洗濯用液体洗剤48本、マスク250枚をGDFへ寄付した。
 物資の受け渡しに立ち会った山田彰在ブラジル大使は、「多くの人が困っている今、GDFと協力できてうれしい。全ての人が協力すればきっとこの危機を克服できるでしょう」と述べると共に、ブラジリア首都移転60周年を祝い、「パンデミック克服後に、きっと盛大に祝うことができるでしょう」との希望を語った。
 在ブラジル日本大使館の協力に対し、ヘナッタ・ズキンGDF国際課長は、「日本国大使館は常にGDFや管区の住民に協力的で良いパートナーです」と感謝とともに良好な関係を示した。
 同キャンペーンは5月20日から開始された、連邦直轄区内の貧困層へ食料や新型コロナウイルス感染症予防のための物資支援を行うキャンペーン。大使館や館員個人から寄付金を集めて支援物資を購入したという。
 同大使館は広報を通して「連邦直轄区政府をはじめとする関係機関との連帯を深めつつ、できる限りの協力を行って参ります」と述べている。