東西南北

 ルイス・エドゥアルド・ラモス大統領府秘書室長官は25日、新型コロナウイルス対策の緊急援助金の支給延長に関する提案を自分のSNSで流したが、数分後に削除を余儀なくされた。同長官が伝えようとしたのは、昨日付の本紙でも報じた「7月に500、8月に400、9月に300の合計1200レアルを支払う」という案だったが、「まだ決定事項ではない」との理由で投稿が削除されたとか。この一件からも、この援助金延長を巡っては、連邦政府内でも意見がまとまっていないことが伺える。援助金延長そのものが大統領自身が主導したものではないだけに、こういうときに乱れが目立ってしまうか。
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 25日午前2時頃、リオ市北部マレー地区で、カウアン・ヴィットル君(11)が頭に被弾して死亡する事件が起きた。カウアン君は自宅前で友人たちと遊んでいたが、目の前にいた友人が銃を誤って発射した。カウアン君は地域の救急外来を経て総合病院に運ばれたが、息絶えた。友人は、その直前に同地区の麻薬密売者から受け取った銃で遊んでいて、事故を起こした。そもそも「子供が銃で遊ぶ」という環境自体に問題がありそう。
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 昨日付でも報じた、パルメイラスのエース、ドゥドゥの妻への暴行容疑で、23日に動画が公表された。それは、暴行が起きたとされる前後に家の外の防犯カメラなどが録画した映像だ。動画には、嫌がるドゥドゥから妻が携帯電話を奪おうとしている様子や、ドゥドゥが車に乗り込もうとするのを邪魔する様子などが映っていた。「微妙なビデオ判定」と言ったところか。