小津・溝口監督ら名画無料公開=クロービス・サルガド財団

溝口健二監督の「お遊さま」(主演=田中絹代)

溝口健二監督の「お遊さま」(主演=田中絹代)

 ミナス・ジェライス州にあるクロービス・サルガド財団(FCS)が、終戦直後の日本の巨匠映画を同団体ユーチューブチャンネル上で無料公開している。ただし7月9日までの期間限定。
 映画は国内外で巨匠と表される小津安二郎や溝口健二をはじめ、女性映画の名手の成瀬巳喜男、多くの作品に出演する大女優でもあり監督としても活動した田中絹代ら、日本映画史を代表する監督4人の作品から10作品がポルトガル語字幕で視聴できる。
 公開作品と視聴先は次の通り
▼「晩春」1949年・小津安二郎(https://youtu.be/zVkDT8Aq7a0)
▼「薔薇合戦」1950年・成瀬巳喜男(https://youtu.be/vD_2UolPDJ8)
▼「お遊さま」1951年・溝口健二(https://youtu.be/hr24JOqso6U)
▼「お茶漬けの味」1952年・小津安二郎(https://youtu.be/ANGu6ICxzi8)
▼「稲妻」1952年・成瀬巳喜男(https://youtu.be/1Rx4eZMqc_M)
▼「東京物語」1953年・小津安二郎(https://youtu.be/OMNli71ozJo)
▼「恋文」1953年・田中絹代(https://youtu.be/-ckzNoRs1DM)
▼「雨月物語」1953年・溝口健二(https://youtu.be/82ApJt-LS1U)
▼「祇園囃子」1953年・溝口健二(https://youtu.be/esmvK2ALhgY)」
▼「あにいもうと」1953年・成瀬巳喜男(https://youtu.be/8cTSP5GodeI)
 同団体サイト(http://fcs.mg.gov.br/eventos/mostra-on-line-classicos-do-cinema-japones/)では映画監督ごとに各作品の紹介もされている。(ポルトガル語のみ)

□大耳小耳□関連コラム
     ◎
 小津安二郎といえば、畳に座って演技する役者を撮るのに最適化した「ロー・アングル」があまりにも有名だ。ホームドラマを数多く生み出しており、「晩春」では結婚する娘と父を描いた物語となっている。他2作品も「お茶漬けの味」では夫婦関係を、「東京物語」では年老いた両親とその家族たちを通し人間の一生を描く。家にいて家族と触れる時間が圧倒的に多い今だからこそ、余計に心に響くものがあるかも。ポ語字幕がついているから、子や孫と一緒に鑑賞することも可能。ファンの人はもちろん、小津安二郎に全く触れたことのない人も鑑賞してはいかが?