■ひとマチ点描■ 移民の日法要に画面で参加

 6月18日にブラジル日本文化福祉協会とブラジル日本都道府県人会連合会、ブラジル仏教連合会が主催し、日本移民112年を記念した先没者法要がオンラインで開催された。その際、伊藤紀美子山口県人会長は要田武前会長と共に県人会館で法要動画をモニターに映して法要に参加した。
 電話取材で伊藤会長は「コロナ禍でも法要が途切れる事無く続ける事ができ良かった。遠方の方も喜ばれたのでは」と伝統行事が続けられた事への安堵を語る。
 例年、県人会役員らで手分けしてイブラプエラ公園の慰霊碑や文協大講堂へ赴いて過去帳へ焼香していた。「どうなるかと心配しましたが、今年も過去帳にお線香を上げることが出来て、ご先祖様も喜んでいるのではないでしょうか」と先人に思いを巡らせた。(天)

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 県連が管理するイビラプエラ公園の慰霊碑の地下には、特別な人しか入れない過去帳の安置所がある。全伯の日系団体から各地方の過去帳の写しをここに送り、このような機会に一緒に法要してもらった方が良いのでは。皇室を始め、日本から来賓が来たときにも、必ずここにお参りしてくれる。先人も、そのほうが喜ぶのでは。