東洋街=一茶、寿し安、店内営業再開=「お店で出来立てをどうぞ!」=念入りに防疫対策、持ち帰りも

一茶「幕の内弁当」店内にて

一茶「幕の内弁当」店内にて

 「やっと店内営業が可能になったので、6日から店での飲食を解禁しました。政府指定のコロナ対策は全て徹底しています。以前のようにご来店を」―「居酒屋一茶」の原口マルガリーダ店主はそう勧めた。サンパウロ州政府が段階的緩和措置を行い、7月6日から条件付きで飲食店を開放出来るようになったため、サンパウロ市リベルダーデ区の日系レストラン「居酒屋一茶」「寿し安」を取材した。

 「居酒屋一茶」は、4月半ばから7月5日まで外出自粛令に伴い、店頭持ち帰り及びハッピでの弁当販売のみを行っていたが、この6日より政府指定の制限付きで店内営業を再開した。
 感染対策について、「入店時に体温チェックや靴の消毒、アルコールでの除菌もちろん、箸や手拭きを一つ一つラップをして防菌対策をしています。客席も通常なら12人程座れるカウンター席は6席弱、3席あるテーブルも2席のみ使用するようにしています。それでもこの一週間で来客は10人弱ですね」と近況を語る。

一茶メニュー

一茶メニュー

 また「現在、店内メニューは持ち帰りと統一して12種類の料理を提供しています。ただし、店内で食べる場合は、茶碗や大皿、小鉢等のお皿に入れて出しますので、持ち帰りの味気のないプラスチック容器とは違いますよ。ぜひ、お店でできたてを召し上がりください」と勧めた。
 一茶は一時的に無休で営業中。提供メニューは、以下の通り。①幕の内弁当、②唐揚げカレー、③とんかつカレー、④牛カツカレー、⑤麻婆豆腐丼、⑥焼き鮭定食、⑦豚しょうが焼き定食、⑧焼きうどん、⑨お好み焼き、⑩ちゃんぽん、⑪皿うどん、⑫たこ焼き。尚、幕の内弁当は38レアル、それ以外は35レアルにて統一価格。11時30分~14時30分まで入店可能。持ち帰りの注文は11時~15時、17時30~20時30分まで。

 持ち帰りは、店頭受け渡しまたはハッピでも対応可能。問い合わせは電話(11・3208・8819/ワッツアップ11・97677・4910)まで。店所在地(Rua Barao de Iguape, 89, Liberdade)

老舗寿司屋「寿し安」

老舗寿司屋「寿し安」

 同じく、6日より店内営業を再開したリベルダーデ街の老舗寿司屋「寿し安」オーナーの氏家マユミ(うじいえ)さんはコロナ感染対策により、通常10人座ることができるカウンター席を無くしたという。
 氏家さんは、「店内のコロナ対策で人間距離を1・5m以上あけないといけないのですが、カウンター席は板前とお客様の距離が近いので、全て無くしました。10席無くなる事は店にとって痛手ですが、お客様の事を考えると仕方ないですね」と現状を語る。
 その他の対策について「当店では、アルコールやマスク、防咳フィルム付きフェイスガード等、政府指定の感染防止策は徹底しています。また、12人座れる個室を6人までに制限したりと調整が大変です」と感染対策の苦労を語る。

寿し安持ち帰り弁当

寿し安持ち帰り弁当

 自粛について「このコロナで本当に店の経営は厳しいです。以前は、毎週日曜日にリベルダーデ駅前で大きなフェイラがあったので、それに連鎖して来客が多かったのですが、それがなくなった現在、本当に経営は大変です。早く以前のように戻ってほしいです」と辛い真情を吐露した。
 寿し安は、現在一時的に無休で営業中。12時~15時まで入店可能。
土日は17時まで入店可。持ち帰りは店頭受け渡しのみ。持ち帰りの注文は12時~15時、18時~21時まで。問い合わせは以下まで。(電話=11・3209・6622/ワッツアップ11・99502・8664)まで。店所在地(Rua Thomaz Gonzaga, 98, Liberdade)

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