《ブラジル》重武装強盗団40人が銀行襲撃=警察と銃撃戦に

ツイッター上にあげられた火災の様子

 7月29日深夜、サンパウロ州ボツカツ市内で約40人の重武装ギャング集団による強盗事件が同時多発的に発生し、3つの銀行支店と宝飾品店が被害にあったと各伯字メディアが報じている。
 警察によると、午後11時30分頃から銃撃戦が始まり、薬局では人質もとられた。銃撃戦は3時間以上続き、警察官が2人負傷している。この間、市役所は住民に対し「家から出ないよう」注意を促した。
 軍警のほか市警特別業務グループ(GOE)や州軍警巡回機動隊も出動した。ギャング団はマシンガンのほか爆発物も所持しており、火災の発生や市内一部地域で停電が発生した。

 翌日も停電により保健所(UBS)20カ所と、新型コロナウイルスに関する相談を受けるセントラル・コロナウイルスなどに影響を与えた。保健局によると住民と医療従事者保護のために保健所の閉鎖を余儀なくされた。30日は緊急治療室のみ対応を行い、診察や緊急性の低い手術などを延期にしている。
 同日午前中にマレシャル・ロンドン高速道路で、逃走を計ろうとしたギャングと銃撃戦となり、犯罪者の1人が負傷し、緊急搬送されたが病院到着前に死亡した。