東西南北

 リオ市は、1日と2日に市南部コパカバーナ海岸などに繰り出した123人に対して罰金を科すことを発表した。罰金の金額や、どのように科されるのかは詳しくは発表されていないが、市の定める外出緩和規制を破ったためのものだという。リオは全国の中でもコロナウイルスの感染状況が良くなっている州であり、外出規制緩和の段階も1日からもっともゆるい5段階中の5番目の段階に入っている。そう思って、気の緩んだ人が多かったということか。8月はまだ肌寒いから、そこまで海水浴気分でもないだろうが、北半球の国では、まさにそれが原因で感染者がぶり返しているところもある。南半球でも、海の誘惑には気をつけたいところ。
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 2日のサッカーのサンパウロ州選手権の準決勝はパルメイラスが1―0でポンチ・プレッタを、コリンチャンスが1―0でミラソルを下し、決勝に進出した。宿命のライバルの対決となった決勝戦は2試合制で行われ、第1試合は5日、第2試合は8日に行われる。その余韻に浸る間もなく、9日には全国選手権の開幕戦が行われ、12日には同選手権の第2節が行われる。おそらくブラジレイロン開幕戦は控えメンバーでの試合だろうが、メンバーの調整は大変そうだ。
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 2日未明、サンパウロ州リオ・クラーロで開催された闇ファンキ・パーティで、19歳の青年が警備隊の不手際で死亡する事故が起きた。この夜、違法に行われ、人の群れを作ったこのパーティを、警備隊は止めようとゴム弾を発射して退散させようと試みた。その際、誤って被害者の青年に直接当ててしまい、その打ち所が悪かったようだ。それにしても、こうした過失が多すぎるような気も。