いけ花協会から300杯=サンタクルス病院医療従事者へ寄贈

いけ花の受け渡しをする外塚会長と辻院長(個人提供)

いけ花の受け渡しをする外塚会長と辻院長(個人提供)

 ブラジルいけ花協会(外塚クリスチーナ会長)は7月24日(水)、サンパウロ市のサンタクルス病院(石川レナト理事長)へいけ花300杯を寄贈した。譲渡には辻マルセロ院長も立会い、同院を通して、コロナ感染拡大に立ち向かう医療従事者に届けられた。
 このいけ花は同協会会員22人によって、小径の竹を花瓶にして、トルコキキョウ、セイタカアワダチソウ(tango)、カスミソウ、シダ、ヤドリフカノキ(cheflera)の花や葉を使って、ひとつひとつ活けられた。

花を受け取った従業員たち

花を受け取った従業員たち

 外塚会長によると、花瓶に竹を使用したのは「自然分解ができる」と環境を配慮して選んだという。「花を受け取った人たちの家庭に安らぎと贈れたと思います」と語り、医療従事者が浮かべるマスク越しでもわかる笑顔を見て、参加した会員らも達成感を感じたという。