援協や会議所からもコメント=首相辞任を惜しむ声続々と

2014年8月1日午前、安倍首相を首都ブラジリアの大統領府に迎え入れ、入口で固い握手を交わすジウマ大統領(Foto: Roberto Stuckert)

2014年8月1日午前、安倍首相を首都ブラジリアの大統領府に迎え入れ、入口で固い握手を交わすジウマ大統領(Foto: Roberto Stuckert)

 【既報関連】安倍晋三首相が8月28日に突然、辞任することを発表した際、ブラジル日系社会でもすぐに動揺が広がった。2004年9月の小泉純一郎首相(当時)以来10年ぶりに、14年8月に安倍首相は来伯したのに加え、16年8月にはリオ五輪開幕式にも出席するなど、当地とは縁の深い政治家だからだ。
 日系主要団体の代表からは、引き続きコメントが届いているので紹介する。サンパウロ日伯援護協会の与儀上原昭雄会長は、「ブラジルを含む世界が難局に直面している中、安倍晋三首相の辞任表明は大変残念であります。歴代最長の約8年にわたって公務に全力を尽くされ、日系社会との連携強化に対し、寛大なるご支援をいただいた安倍首相に深く感謝申し上げます。衷心よりお疲れ様と申し上げますとともに、体調のご快復を心からお祈り申し上げます」とのこと。
 ブラジル日本商工会議所の村田俊典(としふみ)会頭からは、「安倍首相は、強力なリーダーシップで官民一体となった日伯の経済発展に尽くしてこられました。これまでのご尽力に心から御礼申し上げます。体調不良による辞意表明は大変残念ですが、首相の志を引き継いで進んで行きたいと思います」との声が寄せられている。